福祉教育について

「共に生きる社会」を実現するために、小中学校や地域で福祉教育に取り組んでいます。障がい当事者のお話や体験を通し、暮らしやすい社会について考え、福祉の心を育みます。
※事前に打ち合わせを行い、学校のニーズや地域の特性を生かしたプログラム作成をしています。

福祉教育プログラム

プログラム 内容 写真
1 パラスポーツ・
ニュースポーツ体験
ボッチャ、モルック、スリーアイズなどの体験をします。年齢や障がいの有無に関わらず、皆が楽しむためにどのような声かけや工夫、配慮が必要か学びます。
2 高齢者疑似体験 疑似体験装具(特殊眼鏡、手足の重りなど)を装着して、関節の動きや筋力の低下など日常生活動作を擬似的に体験します。高齢者の状態や気持ち、コミュニケーションの取り方を体験的に学ぶことができます。
3 車いす体験 車いすの基本的な操作の方法を学び、介助する側・される側の体験をします。身の回りのバリアや地域の実情について知り、環境だけでなく心のバリアフリーの大切さについて考えます。
4 いのちの授業(講話・妊婦体験・乳児人形の抱っこ体験など) 助産師の講話や妊婦体験スーツの着用、乳児人形を使った抱っこ体験を通し、命の尊さについて学びます。妊婦への理解を深めることで、社会全体で子育てを支え合う意識を育みます。
5 視覚障がい体験 ゴーグルを着用して、白濁・視野狭窄・黄変・全盲の視覚体験をします。視覚障がいの手引きの体験や様々な見え方があることを学びます。
6 福祉講話 障がいのある方からお話を聴き、福祉のまちづくりに必要なこと、共生社会の実現に向けて自分たちにできることは何か考えるきっかけになるプログラムです。他の体験との組み合わせも可能です。
7 点字体験 点字点訳のボランティアグループと一緒に、点字器を使い点字の基礎を学びます。点字を通し、視覚障がいに対する理解を深めます。
8 手話体験 聴覚障がいのある方も所属する手話のボランティアグループとコミュニケーションを取りながら、手話の基礎と手話を使った豊かな表現を学びます。
9 認知症サポーター養成講座 認知症に対する理解を深め、地域で認知症の人やその家族に対し、できる範囲で手助けする「認知症サポーター」を養成する講座です。寸劇などを取り入れた参加型の学習も可能です。
10 共同募金 多くのボランティアで支えられている赤い羽根共同募金の成り立ちと役割、共同募金の使いみちについて学びます。

防災教育について

大規模災害に備え、平時から小中学校や地域で地震や高潮などの災害や災害ボランティアセンターの役割などに関する防災教育を実施しています。